【2月12日 AFP】イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)を率いるフランク・ランパード(Frank Lampard)監督は11日、マウリツィオ・サッリ(Maurizo Sarri)監督の解任がうわさされるプレミアリーグの古巣チェルシー(Chelsea)に指揮官として復帰することは考えていないと主張した。

 チェルシーの指揮官として1年目のシーズンを送っているサッリ監督は苦しんでおり、現在解任の危機にひんしている。チームは10日、マンチェスター・シティ(Manchester City)に0-6で大敗。過去28年間で最も点差の開いた黒星を喫したことで、サッリ監督をめぐる状況は緊迫している。

 これを受け、サッリ監督が解任された場合の後任候補としてチェルシーの最多得点者であるランパード監督の名前が浮上。ランパード監督は、現役時代に13年を過ごしたチェルシーでプレミアリーグや欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)などのタイトル獲得に貢献し、クラブ史に残るレジェンドの一人という評価を受けている。

 指導者としての1年目を迎えているランパード監督はダービーで高評価を得ており、チームは現在昇格争いを繰り広げている。

 しかし、ランパード監督はこの日行われた記者会見で、サッリ監督の危機的状況に理解を示しつつ、「私の仕事はここにある。チームは必死にトレーニングしている最中だし、自分の気持ちは13日のイプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)戦と16日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦に向いている」とコメントした。

 敵地で喫したシティ戦の屈辱的な敗北は、トップ4フィニッシュを目指すチームにとって打撃となったが、ランパード監督は、チェルシーは今回の逆境に打ち勝ち、立て直すことができるだろうとの見方を示している。

 キャリア終盤にはシティでも短期間プレーしたランパード監督は、チェルシーの大敗には驚いたと明かし、「選手として13年もチェルシーに在籍すれば特別な感情を抱くもの。良い気持ちはしないし簡単なものではない。チェルシーが大敗することはあまりないから、実際に起きるときはショックだ」と話した。

「しかし、彼らは信じられないようなチームに挑んでいた。私はシティにも在籍していたことがあるから、彼らに対する感情も持っている。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督と素晴らしい選手たちがみせた働きは特別なものだ」

「チェルシーにとっては厳しい日になった。全てのトップチームにとって重要なのは、どんな負け方をしても強くなって戻ってくるということ。一般的なチームとトップクラブの違いは逆境をはねのける力であり、チェルシーはクラブとしてそれを持っているだろう」

 チェルシーは現在、勝ち点でアーセナル(Arsenal)と並びながらも総得点で下回り6位につけており、今月下旬までがサッリ監督にとって正念場となる。チェルシーは14日、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)の決勝トーナメント1回戦でマルメFF(Malmo FF)とのアウェーゲームに臨む。(c)AFP